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マウスピース矯正って良いの?必要なことって?
マウスピース矯正が最近注目を集めています。目立たずに矯正ができることで、多くの方に支持されていますが、実際にはどのような利点と欠点があるのでしょうか?また、矯正治療を受ける際に必要な準備や注意点についても解説します。
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯並びを整える治療法です。ワイヤーやブラケットを使わないため、見た目が気になりにくく、取り外しも簡単です。
利点
- 目立たない:透明な素材で作られているため、装着していても他人にはほとんど気づかれません。
- 取り外し可能:食事や歯磨きの際に簡単に外せるので、口腔内の衛生を保ちやすいです。
- 痛みが少ない:ワイヤーがないため、口内の痛みや不快感が少ないです。
欠点
- 患者の協力が必要:1日20時間以上の装着が必要で、自己管理が求められます。
- 適応症例が限られる:複雑な症例には向かないことがあります。
- 治療期間が長くなることも:従来の矯正と比べて治療期間が長くなる場合があります。
矯正治療を成功させるために
矯正治療を行うにあたっては、正確な診断と治療計画が欠かせません。そのためには、以下のような資料をしっかりと揃えることが必要です。
- 口腔内写真:現在の歯並びや状態を正確に記録します。
- 顔貌写真:顔全体のバランスを確認し、矯正の影響を予測します。
- パノラマX線写真:歯や顎の骨の状態を把握するために必要です。
- 歯周検査:歯茎の健康状態を確認し、治療のリスクを最小限にします。
- CT:立体的な画像で詳細な診断が可能になります。
これらの資料を基に、治療方法とそのリスク、リスクへの対応についてしっかりと説明を受けることが大切です。
参考症例:20歳代男性:主訴:前歯の出歯が気になる。
治療期間:8ヶ月
治療費:660,000円:治療開始前に330,000円 治療後半に330,000円
その他:クリーニングは保険診療で行い、月に1回の調整費用5,500円が別途
この患者さんの治療について・・・
CTをみても骨がしっかりしていたこと、また歯のスペースを作るのにIPR(歯を少し削る方法)が必要でしたが、虫歯もあったため治療と同時にスペースを作成し、歯を移動するスペースを作ることができました。
矯正治療のリスクと注意点
知人が矯正を行ったが、ただ歯を並べただけで歯が骨から露出してしまったり、歯が倒れてしまったという話を聞いたことがあるかもしれません。こうしたトラブルは、適切な診断や治療計画が行われなかった場合に起こります。
矯正治療では、見た目だけでなく、機能を優先することが重要です。歯をただ並べるだけではなく、噛み合わせや全体のバランスを考慮しなければ、後々問題が生じる可能性があります。
都合の良い説明しかしない歯科医院には注意が必要です。なので、しっかりとした資料取りと、リスクを踏まえた丁寧な説明を行ってくれる医院を選ぶことが、安心して治療を受けるための第一歩です。
マウスピース矯正は魅力的な選択肢ですが、適切な診断と計画が必要です。当院では、ストローマンのクリアコレクトやデンツプライシロナのSureSmileを用いて、患者様一人ひとりに合った治療を提供しています。疑問点や不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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